2019-06-06 金子みすゞを歩く 詩 にほんブログ村 詩を思っている… 下関駅からバスで少し行くと金子みすゞの生活した家がある。百年前当時の金子みすゞの足跡を辿って散歩道もあり、私は歩いた。二度目であるから感慨もひとしおだ。道に沿って句碑もあるので紹介したい。とても印象的である。金子みすゞの小径の第7番目の句碑である。 夏越祭り 金子みすゞ ぽっかりとふうせん、ガスの灯が映るよ影灯籠の人どおり、氷屋の聲が 沁みるよしらじらと天の川、夏越祭りの 夜更けよ辻を曲がればふうせん、星空に暗いよ 「夏越祭」の風景を金子みすゞもこのあたりでみていたのかも。下関の夏祭りには明暗があるってことか。でも祭りの日にそれを感じ取れる詩人ってすごい。 今日も明日もこの散歩道をともに歩いたことを思い出したい。